5歳息子は年少さんの頃は泣かずに幼稚園に通えていましたが、年中さんになったとたん、甘えん坊が加速。毎朝泣くようになってしまいました。
4月から泣き始め、春、夏、秋、今この記事を書いている1月現在、すっかり寒くなった3学期も毎朝泣いています。
とはいえこの数か月、毎朝泣く息子を見守っていたわけではなく、悩み、調べ、あらゆる手を尽くしてきました。
この記事では我が子の登園渋りに対してわたしがやってみた対処法について書いていこうと思います。わたしと同じように、毎朝の登園渋りに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
①息子の好きな幼稚園グッズを持たせるようにした
年少さんのころはカーズが大好きだった息子ですが、年中さんになってからはマリオなどゲームキャラクター好きに趣味が移り変わっていました。
ちょっとでも楽しい気持ちで幼稚園に行ってくれたら…と、お弁当のお箸セットやコップをマリオに変えて盛り上げてみました。喜んではいたものの、登園渋りに対しては特に効果はありませんでした。
その数か月後、水筒が壊れたのを機にスプラトゥーンの水筒を新調。
その日だけは泣かずに行けましたが、次の日からはまた泣きました。
②一緒に先生にお手紙を書いて持たせた
「先生へお手紙を書いたり、折り紙でつくったプレゼントを持たせるといい」
という方法をネットで見かけて、いいかもしれない!と思い試しました。
しかしこれも登園中(我が家は徒歩登園)はワクワク嬉しそうにしていたものの、いざ上履きを履き替えるときになったら「いきたくない~」と泣き始めました。
何度も試しましたが、結局いつも泣きながら行きました。
③しっかり甘えられる時間を作る
我が家は2歳離れた娘がいるので、基本息子と2人だけの時間はありません。
「登園渋り」で検索すると「愛情不足」というワードがでてきてしまうので、それも正直ひっかかっていました。
そこでパパに協力してもらい息子と2人の時間を作るように。
ママを独り占めできることは息子にとって嬉しかったようでとても喜んでいましたが、週明けはまたいつも通り泣かれました。
愛情不足というよりも、自信のなさもあったりするのかな…と思い、2人で登山もしました。
2人で助け合いながら乗り越える厳しい道のりと達成感。これは今の息子にはぴったりだろうと思いきや、やはり月曜日には泣きながら幼稚園にいきました。
④習い事をほとんどやめさせた
月曜日のスイミング、火曜日の体操教室、木金のサッカーをやっていた息子。どれも好きで本人がやりたいと言っていたのではじめさせた習い事。
しかし年中さんになってから習い事の開始前にも泣くようになってしまいました。始まってしまえば笑顔で楽しんでいるそうで、先生たちは口を揃えて
「たのしめているから大丈夫ですよ~」
と言いましたが、毎回泣かれると親もしんどい。
せっかく始めた習い事。だけど幼稚園に泣かずに行けることの方が大切!お家にいられる時間を増やしたら心理的負担が減るかもしれない!と思い、サッカー以外の2つはやめさせました。
しかし毎朝泣くことには変わらず。
⑤幼稚園の先生には申し訳ない気持ちでいっぱい
登園渋りをする息子は自分では絶対にお教室に行かないので、毎朝下駄箱前でぐずぐず。
そのうち担任の先生がやってきて、教室に連れて行ってくれるパターンを年中さんになってからずっと繰り返していました。
先生も忙しいのに…と申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、
- 「息子君、泣くのは朝だけです!お教室に入ると切り替えて、お友達と楽しく遊んでますよ!」
- 「なんでも自分でできるし、体操ではみんなのお手本になってるんです!」
とのこと。たしかに帰ってくると本人も「楽しかった!幼稚園たのしい!」と言っているので、本当にママと離れたくないだけなんだな…。
⑥子育て支援員さんや各所機関に相談しまくった
いつかは泣かなくなるだろうと思っていたけれど、いつまでたっても泣く息子。
あらゆる手を尽くしたけれどどれもダメで、困り果てた年中さんの10月頃には手当たり次第色んな相談機関にアドバイスを求めました。
- 「朝は泣くタイプの子もいるけど、幼稚園が嫌いじゃないなら大丈夫」
- 「幼稚園に行ってもずっと泣いている、楽しめないのなら問題だけど、楽しめているなら問題ないので行かせてOK」
- 「ママのことが大好きなだけだから、むしろいいこと!」
具体的にこうしろという事はなかったものの、「無理して幼稚園に行かせるのはよくないのでは…」と思い始めていたので、「行かせて大丈夫」と言われて安心しました。
幼稚園が楽しめているなら大丈夫
色々試したけどどれも特に目に見えた効果はありませんでした。
もちろんその子の気質とか、タイプによって合う合わないあるんだろうけど、正直途方に暮れて自分自身も落ち込んでしまった時もありました。
幼稚園で泣かれ、スイミングでも泣かれ、その場で一緒に泣いたこともあります。
でも今は「楽しめているなら大丈夫」ということが分かったので、最近は無駄に心を動かさず、感情移入しすぎず、淡々と送り出すようにしています。
楽しめているなら大丈夫。
何日たっても何か月経っても登園渋りが続くと、親としては「このままでいいのかな」と不安になってしまいますが、大丈夫なんだ!これでいいんだ!と思ったらなんだかすっかり心が軽くなりました。
今朝も泣く息子を抱えて教室に連れて行きましたが、行ったら行ったで楽しめてるから大丈夫。
4月には娘も幼稚園入園を控えています。
本人は言わないけれど、もしも幼稚園に行きたくない理由の中に「妹だけ家にいるのに、なんで自分だけ幼稚園に行かなきゃいけないんだ」という気持ちがあるとしたら、4月からはちょっと変わってくるかな。変わるといいな。