こんにちは。みぞれです。
今回はデリケートな赤ちゃんにつかうワセリンを選ぶポイントと、ワセリンを使用するにあたって知っておきたいことをまとめてみました。
そもそもベビーワセリンって何?
ワセリンは、原油を精製し、不純物を取り除いたもの。
原油が原料といわれるとちょっと心配になってしまいますが、ワセリンは限りなく不純物を取り除いているため、比較的刺激が少なく、安全性が高いんです。
石油が原料ということで、ワセリンの安全性を心配している方が多くいるようです。石油系防腐剤であるパラべンによる接触性皮膚炎が知られていたり[2]、石油系の界面活性剤の刺激性が問題になったりすることが影響しているかもしれません[3]。ワセリンは前述の通り、精製技術の向上で、不純物が除かれ、安全性は高まっていると考えていいでしょう。
またワセリンには「黄色ワセリン」と「白色ワセリン」の2種類があります。
黄色ワセリンよりも白色ワセリンのほうが精製度が高く、不純物が少ないのです。
ベビーワセリンといわれるものも、原材料名は純度の高い「白色ワセリン」。保存料不使用、無添加で低刺激なワセリン100%で、低刺激とされる白色ワセリンのなかでもより安心して使えるようになっているものが多いです。
ワセリンの選び方のポイント
赤ちゃんに使うワセリンを選ぶポイントは、ずばり「白色ワセリン」であること!
一般的には黄色ワセリンのほうが安価で手に入りやすいのですが、白色ワセリンに比べて精製度が低いため、デリケートな赤ちゃんのお肌に使うには不向き。
白色ワセリンは黄色ワセリンに比べると割高ではあるものの、黄色ワセリンをさらに精製してつくられているため、赤ちゃんや敏感肌の方も安心して使うことができます。
そして合わせてチェックしたいのは、合成香料やパラフィン、着色料などお肌のトラブルを引き起こしやすい添加剤を使っていないこと。できるだけワセリン100%のものを選ぶと安心です!
ワセリンを使うにあたって知っておきたいこと
実はワセリンだけの乾燥対策では不十分
ワセリン自体には、保水の役割はありません。
お肌の保護をするのには向いているものの、根本的に乾燥したお肌を潤わせたり、炎症を抑えたり、保湿するということはできないのです。
それを知らずにワセリンだけでのケアを長く続けていると、お肌の内側ではどんどんお肌の乾燥が進んでしまうことも。十分な水分補給を合わせて行うことがとても大切です。
ワセリンは、角質層の水分蒸発を防ぐもの。つまりお肌の水分バランスを整えたうえに油分で潤いを閉じ込めたり、デリケートなお肌を外部刺激から守るという役割であることを理解したうえで、上手に使うことがポイントです。
赤ちゃんのお肌の保湿を目的とするのであれば、ローションやクリームなどで水分のバランスを整えたうえで「蓋をする」イメージで使用しましょう!
アトピーの場合、患部に塗ると痒みが悪化することも
「アトピーの予防にワセリンがいい」というのはよく聞きますが、すでに発疹の出ている部分にワセリンを塗った場合、油分で密閉されすぎて熱がこもり、痒みが酷くなることがあります。
予防には確かに効果的かもしれませんが、すでに発症してしまっている場合や発疹が出ている場合は自己判断せず、なるべく早めに皮膚科を受診し、処方されたお薬を正しく使用して治療しましょう。
まとめ
ワセリンは、低刺激で安心して使えることでとっても人気がありますし、わたしも毎日子供と自分に使っています。
しかし、正しい使い方や選び方を知らずにいるとせっかくのワセリンの良さが十分に発揮できない可能性もあります。
大切な赤ちゃんに毎日使うものだからこそ、正しい知識をもって、安心して使用していきたいですね!
別記事にて、おすすめのベビーワセリンの紹介もしています