子育てコラム

乳幼児湿疹やアトピーは「食物アレルギー」のリスクに!赤ちゃんの保湿スキンケアの重要性。

こんにちは。hanacoです。

hanaco
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赤ちゃんのお肌が思っていた以上にデリケートで乾燥しやすいこと、子供を産んでから初めて知りました。

「なにもしなくてもゆでたまごのようなツヤツヤもちもちのお肌」というイメージの赤ちゃんのお肌ですが、実は大人の肌よりも乾燥しやすく、スキンケアを必要としているのです。

今回は赤ちゃんのスキンケアの必要性と、湿疹によって起こりうる食物アレルギー発症のリスクに関してなどをまとめていきたいと思います。

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赤ちゃんのいるママさんパパさんはもちろん、これから赤ちゃんを迎える予定の方にもぜひ知っておいてほしい「赤ちゃんのお肌」のお話です。

赤ちゃんのお肌は生後2ヵ月以降急激に乾燥がちに

赤ちゃんのお肌は、産後まもないころから生後2,3か月ごろまではホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んで、「皮脂性湿疹」などに悩まされる赤ちゃんが多いです。

ところがこのピークをすぎると今度は急激に皮脂の分泌量が減り、今度は一気に乾燥がちに。10歳前後までの長い期間、お肌はとても乾燥しやすい状態になります。

赤ちゃんのお肌の厚さは大人の約半分しかない!

とくに乳幼児の皮膚の表面の厚さは大人の約半分の1~2㎜しかありません。お肌の水分量も大人と比べてとても少なく、とってもデリケート。

皮膚のが大人よりも薄いうえによだれや汗、涙も多く、ふき取る時の摩擦などもお肌のバリア機能を更に低下させる原因になります。

バリア機能の低下した状態のお肌は皮膚が乾燥しやすく、湿疹が起こったり、紫外線や気温の変化、ダニ、ハウスダストなどのあらゆる刺激の影響をとても受けやすいのです。

お肌の乾燥や湿疹が、アレルギーのリスクに?

ハウスダストや食物アレルギーなどの原因として、皮膚の乾燥や湿疹がリスクになりうるということが近年の研究によって明らかになってきています。

健康的なお肌は角質で守られているため、皮膚からハウスダストなどの異物が侵入することはありません。

しかし乾燥や湿疹などで皮膚に傷や角質の隙間ができ、表皮や真皮に異物(ハウスダスト、花粉、ペットの毛、食物など)が侵入してしまうと細胞がこれを「攻撃対象」として認識し、アレルギー反応が起こるようになってしまうのです。

このような反応を「経皮感作」といいます。

 

このことからわかるように、保湿でお肌のバリア機能を整え、乾燥や湿疹を防ぐことがアレルギーの予防にも大切なのです。

新生児の頃からしっかりと保湿、スキンケアをすることでアトピー性皮膚炎の発症をある程度予防できるということもわかってきています。

2014年に、当院から世界で初めて有効なアレルギー疾患の発症予防法が研究成果として発表されました。成育出生コホート研究におけるランダム化臨床研究介入試験で、新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かりました。

皮膚のバリア機能が障害された状態で、早期に十分な対応がなされず皮疹の改善が遅れると、食物アレルゲンの皮膚感作が進行します。スキンケアを徹底して行い、皮膚バリア機能を改善し、新たな皮膚感作を起こさないようにしましょう。

引用:アレルギー疾患の発症予防(国立成育医療研究センター)


スキンケアの基本の3ステップ

ここまでスキンケアの大切さについて触れてきましたが、では具体的にどのようにケアをしていくべきなのでしょうか。

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保湿だけではない、すぐに実践していきたいスキンケアの基本の3ステップを覚えましょう!

①【洗浄】お肌を清潔に保つ

お風呂では、決してごしごし擦ったりせずに「よく泡立てた石鹸やベビーソープで優しくなでるように」洗ってあげましょう。

また、石鹸を使わずにお湯だけで洗うと汚れを取ろうとしたときの摩擦でお肌を傷つけてしまうこともありますから、石鹸やベビーソープを使うのをお勧めします。

お顔や耳の後ろ、首などのしわも汚れが溜まりやすい部分なので、しっかりと洗ってあげましょう。

しっかりと洗ってあげたら、すすぎ残しのないようにきちんと流すようにします。すすぎ残しで石鹸などが残ることで皮膚トラブルが起こりやすくなってしまいます。

美容師時代にも、学校で「すすぎには、洗いの倍の時間をかけること」と教えられたくらい、すすぎ残しはお肌トラブルの原因になりやすいのです。すすぎは特に念入りにしっかりとするべきですよ!

 

②【保湿】1年を通じて、全身をしっかり保湿する

赤ちゃんのお肌には、乾燥しやすい冬だけでなく、1年を通して全身をしっかりと保湿してあげる必要があります

1日に2~3回程度、保湿してあげるのがベストです。お風呂上りはもちろん、着替えやおむつ替えのタイミングなど、生活リズムにあわせて取り入れ、習慣にしましょう。

特に乾燥の気になる部分には、気づいたときにこまめに塗りなおしてあげましょう。

 

③【紫外線対策】夏だけでなく、春先から対策を

お肌が薄く、外部刺激を受けやすい赤ちゃんのお肌は紫外線からのダメージも到達しやすいため、紫外線対策をしてあげる必要があります

午前10時~午後2時までの時間帯は特に紫外線が強いため、長時間外にいることはできるだけ避けましょう。また、外出時は日よけの帽子や羽織りものなどで露出する部分を減らす工夫をしてあげるといいでしょう。

日陰を選んだり、ベビーカーの日よけを使用していても紫外線は降り注ぐため、赤ちゃん用のマイルドタイプの日焼け止めを塗ってあげるとより安心です。

日焼け止めを使用した場合は、お風呂の時に良く泡立てたボディソープや石鹸でやさしく丁寧に洗い落としてあげましょう。

まとめ

生まれたその瞬間から、様々な刺激にさらされる赤ちゃんのお肌。

お肌の乾燥や湿疹を防ぐためには日々のスキンケアがかかせません。

毎日のケアで予防してあげることはもちろん、乾燥や湿疹などのお肌トラブルが起きてしまった場合は長引かせないということも大切です。湿疹などができてしまった場合は皮膚科を受診したり、お医者さんに相談するなどして正しく適切なケアをしてあげましょう。

 

また、直接触れ合ってお肌のケアをしてあげることは赤ちゃんとママとのスキンシップのチャンスでもあります。

スキンシップをすることで赤ちゃんとママとの愛着形成になり、赤ちゃんは「愛されている」というポジティブな感覚を覚えていきます。

ぜひ赤ちゃんと目を合わせて、声をかけてあげながら楽しんでスキンケアをしてあげましょう!

 

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