生後7ヵ月、いままで基本的にはご機嫌ボーイだった息子が突然困ったちゃんに。
◎昼夜問わずぐずぐずでいつも泣いている
◎順調だった離乳食を全然食べなくなった
◎いつもの時間に全然寝てくれなくなった
◎授乳中に噛むようになった
◎ちょっと離れただけでギャン泣き
やっと生活リズムが整ってきていたのに、夜なかなか寝てくれず
離乳食の時間もズレズレになった上にぜーんぜん食べてくれない。あまりにも泣くのでおっぱいかなー?と思い授乳すると思いっきり噛まれる!
夜中に何度も夜泣きで起こされて寝不足だし、授乳は苦痛だし、一日中ぐずぐずだし…
急になにもかもが上手くいかなくなってしまったのです。
理由もわからず数日間は途方に暮れました。
しかしこのままではいかん…とグズる原因を頭をひねって考えていたら、一つ思い当たることが。
そう、これぜーんぶ歯が生えてくるときのむずがゆさが原因のいわゆる
「歯ぐずり」が原因だったのです!
歯ぐずりってなに?
「歯ぐずり」とは、赤ちゃんに乳歯が生え始めるころに、頻繁に泣いたり、ぐずったりしてしまうことを言います。
歯茎を突き破り乳歯がでてくる時に、むず痒さや痛みなどの不快感を感じるため多くの赤ちゃんが「歯ぐずり」を経験することになります。
歯ぐずりのサインはこれ!
赤ちゃんがぐずる原因がもしかしたら歯ぐずりかもしれない…?
そんなときにチェックしたい「歯ぐずりサイン」をまとめました。これぜんぶ歯ぐずり行動!いくつ当てはまるでしょうか↓
◎いつも不機嫌でグズグズ泣いている
◎よだれの量が増えてきて、お口から垂れてくる
◎ぶぅーーぶぅーーと唾を飛ばして遊ぶ
◎歯ぎしりのように口をモゴモゴする
◎腕や鎖骨、とにかくどこにでも噛みつく
◎いつも指を口にいれている
◎寝つきが悪く、なかなか眠らない
◎夜中に何度も起きて夜泣きする
◎食欲がなくなり、離乳食を食べなくなる
◎授乳中に乳首を噛む
◎発熱することも
驚くべきことに、息子は発熱こそしていないもののそれ以外全部当てはまっていました。
うちの子のようにほとんど全部当てはまる子もいれば、乳歯が生えてきても特にいつもと様子の変わらない子もいるようで、やはり個人差があるようです。
下の歯の時はなんてことなかったのに、上の歯の時は歯ぐずりMAXなんてことも。
赤ちゃんが泣き続けたり、一日中ぐずられるとママも睡眠不足になってしまい大変ですが、歯が生えてくるという初めての経験で赤ちゃん自身もとまどい、イライラしてしまうのは仕方のないこと。
ママは「仕方ないな」「今だけだから大丈夫」とどっしり構え、気長にできるだけゆったりとした心で接してあげましょう。
いつからいつまで続く?
歯が生えてくる時期が歯ぐずりのタイミングです。
歯が生える時期は個人差が大きいため、4ヵ月から下の歯が生えてくる子もいれば1歳になっても歯が生えていない子もいます。そのためあくまでも目安ですが、生後6ヵ月ごろに歯ぐずりが始まる子が多いようです。
歯ぐずりのピークは下の真ん中2本の歯が生えるころと言われていますが、長い子だと乳歯が全部生えそろうまで続くこともあるそう。
ちなみに息子は下の歯が5ヵ月の頃に生え始め、6ヵ月の頃は下の歯が2本生えそろいました。このころは機嫌もよく、歯ぐずりはなかったです。
現在7ヵ月と約半分、上の歯2本が生え始めていてぐずりピークです。ぐずりピークの歯ぐきの様子がこちら↓
わたしも大人になってから親知らずが出てくるときムズムズかゆくて嫌だったので、歯が生えるときのこの不快感はよく覚えています。大人のわたしでさえ、痛痒くて、とにかくイライラしました。
歯ぐずり対策
そんな赤ちゃんの不快感をちょっとでも取り除いてあげるための対策をまとめました!ぜひ試しながら、赤ちゃんにあった解決策を探してみてください◎
歯固めを与える
歯固めをカミカミすることで、むず痒さがまぎれるため少し気持ちが落ち着きます。
イライラの解消にもなるので歯固めは必須アイテムです。歯ぐずりの時期はお出かけにもひとつは持っていくと安心ですよ!
また、形や、シリコンや木製などの素材の違いによってどんなものが本人のお気に入りになるかわからないので、わたしは複数種類試してあげていました。
冷やしたガーゼで歯ぐきをマッサージしてあげる
お水や氷水で冷やしたガーゼで、歯の生え始めている歯ぐきを優しくぬぐってあげるとひんやり気持ちがいいので、一時的にではありますが赤ちゃんも落ち着きます。
ゴムの歯ブラシでマッサージしてあげる
低月齢の赤ちゃんから使えるゴムでできた歯ブラシで歯磨きするように歯ぐきをマッサージしてあげると痒みが和らぎます。毛の部分がゴムでできた柔らかいものを使用しましょう。
のど突き防止のキャップがついているものがあるので、そういったものを選ぶと安全でしょう。
歯固めを冷やしてあげる
歯ぐきが腫れてしまっていたり、出血していたりするときは歯ぐきを冷やしてあげると痛みが和らぎます。
歯固めでも冷やして使えるものやステンレス製でひんやりするものがあるので、そういった歯固めを与えるてあげると赤ちゃんも落ちつくかもしれません。
ママの抱っこ
歯ぐずりでイライラしている赤ちゃんにとっても、やはり一番リラックスできるのはママに抱っこされている時。
ママは大変ですが、グズグズしていたらなるべく抱っこしてあげると赤ちゃんもイライラせずに心地よく過ごせます。音楽を聴いたり、お気に入りの歌を歌ってあげたりしながら楽しく過ごせるといいですね。
他のおもちゃや絵本、遊びで気を紛らわす
遊んで、歯や口の中の違和感を忘れさせてしまおうという作戦。
この時期の赤ちゃんは好奇心旺盛ですから、絵本を読んであげたり、音の出るおもちゃで遊んであげたり、支援センターなどにでかけていつもと違うおもちゃで遊んでみるのもいいかもしれません。
何かに集中している間は歯ぐずりも落ち着くことが多いので、たくさん遊んであげましょう。
おすすめの歯固め4選!
我が家にはおさがりから新しく買ったものまで実に10個近い歯固めがあります。
そのなかで特におすすめの、息子のお気に入り歯固めをご紹介します!
冷蔵庫で冷やして使える歯固め
ハチさんの羽の部分に保冷ゲルのような、お水のようなものが入っているので、冷蔵庫で冷やしてあげるとひんやり気持ちがいいようです。あまりにもぐずるときはこれを渡しています。見た目もポップで可愛い~!
ヒノキ作られた木製のおにぎり歯固め
おにぎりの形がとっても可愛い歯固め。友人から出産祝いでいただいたのですが、歯ぐずりが始まってからは気づくといつもこれをカミカミしています。
木製で手触りもよくすべすべ。ヒノキのいい香りがします!
ヒノキには天然の抗菌・殺菌作用があるので、赤ちゃんがなめても安心です。形がシンプルなので、さっと水洗いもしやすいですよ!
持ちやすく、キュッキュッとマッサージにもなるお豆歯固め
赤ちゃんって、大人が「このあたりを噛んだらいいのにな」って思うポイントを外してカミカミしがちなのですが、このお豆は持ちやすさも抜群でどこを噛んでもいいかんじ!
とくにお豆のところはぷにぷにとほどよい弾力で、キュッキュッと音をならしてカミカミしています。ほかの歯固めでは聞かない音なので、マッサージになっている感じがすごくあります!リング型なのでストラップを付けてお出かけにもおすすめ!
お米でできた純国産のなめカミ歯固め
素材も生産も国産にこだわった安心安全なお米の歯固め。日本人の赤ちゃんが初めて口にする「お米」を歯固めにしたもので、日本人の工員さんがひとつひとつ丁寧に組み立てて作られています。
同じお米の歯固めで「プレート型」のものも持っているのですが、この輪っかのタイプのほうが持ちやすいようで気に入って使っています。
まとめ
突然やってくる「歯ぐずり」。
まだ歯が出てきていなくても、歯茎を触ってごりっとするようならばもうすぐ歯が生えようとしていてむずかゆいのかもしれません。
夜泣きしたり、離乳食を食べなかったり、とにかく赤ちゃんの機嫌が悪いのでお世話するママも大変ですが、赤ちゃん本人もはじめての経験でとっても不快でつらい思いをしています。
歯ぐずりが終わる時期は個人差がありまちまちですが、いつまでも続くことではありません。なるべくゆったりとした気持ちで、歯が生えそろうまでの期間を気長に乗り越えたいですね!
また、この期間はとにかくグズグズなので抱っこをたくさんしてあげたり、歯固めを与えたり、夜なかなか眠れないときはクタクタにつかれるまで遊んであげたり、思いっきり甘やかしてあげたほうが赤ちゃんもママもイライラせずに楽しく過ごせますよ◎