こんにちは。みぞれです。
赤ちゃんのいるご家庭のみなさま!災害時の持ち出しバッグの用意はしていますか?
赤ちゃんや小さい子供がいる家庭では、一般的な防災グッズプラスアルファで備えておくべきものがたくさんあります。
いざというときのために、家族はもちろん、なにより一番守るべき子供のために「子供用の災害時用持ち出しバッグ」を用意しておくのがおススメです。では実際にはどういったものを準備しておけばいいのでしょうか。
今回は0歳~1歳半くらいまでの赤ちゃんのいる家庭が備えたい、「赤ちゃん用防災バッグに入れておきたいもの」をまとめていきたいと思います。
家庭備蓄はこちら⇩
赤ちゃん用防災バッグの中身チェックリスト一覧
- 飲料水
- 液体ミルク(母乳育児中でも)
- 使い捨て哺乳瓶
- 紙おむつ
- おしりふき・おしりシャワー
- 離乳食、BF
- おやつ
- 使い捨てスプーン・紙皿・紙コップ・紙エプロン
- ブランケット・毛布・バスタオル
- 着替え・靴
- おもちゃ・おしゃぶり
- 消臭ゴミ袋
- 大きなゴミ袋
- ファスナーつきポリ袋
- スーパーのレジ袋
- 新聞紙
- サランラップ
- ハサミ
- 油性ペン
- 消毒ジェル
非常時に持ち出すバッグにいれておきたい防災グッズは上記のとおりです。
ですが、どれも災害時に役立つものばかりです。次にひとつひとつ用途や準備しておきたい数・量などを詳しく解説をしていきます。
それぞれご家庭で必要なもの、そうでないものがあるかもしれませんから、何に使うかを考えながら災害時をイメージしながらピックアップしてみましょう。
赤ちゃん用防災グッズ解説
飲料水
災害時に手に入りにくくなるものの中でも最も備えておきたいのがお水です。
備蓄は自宅には常に1人分1日1リットル。最低でも7日分のお水を置いておくようにしましょう。持ち出し用バッグには500mlペットボトル2本分ほど入れておくのがおすすめです。
このお水は硬水ではなく、軟水を選びましょう!
液体ミルク
液体ミルクであれば、衛生的なお水やお湯を沸かせる環境がなくても哺乳瓶に移すだけで常温でそのまま飲ませてあげることができます。液体ミルクには紙パックのものと缶のものがありますが、紙パックだと製造日より常温で6ヶ月、缶なら1年と、缶タイプのほうが保存期間が長いので、災害備蓄には缶がおすすめです。
また、母乳育児中のママさんも災害時に環境の変化によるストレスで母乳がでなくなることがあります。念のために液体ミルクを備蓄しておくと安心です。
使い捨て哺乳瓶
清潔なお水が貴重な災害時は、哺乳瓶を洗ったり消毒も十分にできない状況が想像できます。赤ちゃんに安全に授乳するためにも、繰り返し使う必要のない使い捨て哺乳瓶を用意しておくと安心です。瓶の哺乳瓶に比べて軽く、省スペースというメリットもあります。
紙おむつ
おむつなどの衛生用品は、飲料水や食料よりも優先順位が低くなり支援物資が届くまでに時間がかかるといわれています。
最低でも1週間分は常に自宅に備蓄しておくようにしましょう。サイズアウトを防ぐためにも、普段から1パック多めに買うようにしてストックを切らさないようにしておくのもいいでしょう。
おしりふき
おしりだけでなく、顔や手や体を拭いたりなにかと便利なおしりふきは多めにあると安心です。こちらもおむつ同様に普段から多めにストックしておくといいですね。
また、入浴ができない状況になったときに赤ちゃんのオムツかぶれを防ぐため「おしりシャワー」を持っておくとより安心です。
離乳食・ベビーフード
1度は食べたことのある、食べなれたベビーフードを備蓄しておきましょう。
対象月齢がおおよそ3ヵ月ごとに変わっていきますから、普段使いしながら、常に多めにストックしておくローリングストックにすると賞味期限切れさせることがなくおススメです。
災害時のバッグに入れて持ち出すことを考えると、瓶タイプや箱に入ったものよりもパウチのほうがかさばらず、ゴミも少ないのでおすすめです。温めずに常温でそのまま食べられるものを用意しておきましょう。
おやつ
おやつも、できるだけ普段食べているお気に入りのものを用意しておきましょう。
使い捨てのスプーン・紙皿・紙コップ・紙エプロン
お水が手に入りにくいことを考えると、やはり食器類も使い捨てのものを用意しておくのがおすすめです。離乳食期の赤ちゃんは食事のたびにお洋服が汚れてしまうので、食事用の紙エプロンもあると安心です。お出かけの時などにも便利なので、一つ持っておくと外食時の荷物も減るので助かりますよ。
紙コップは、消毒済みの哺乳瓶が手に入らないときには簡易的にミルクをあげるのに使うこともできますから多めに準備しておきたいですね。
ブランケット・毛布・タオルケット
赤ちゃんの防寒対策や、床に敷いてお布団として使ったり、なにかと使える必須アイテム。
大きめのタオルケットは授乳ケープ代わりにもなるのでぜひ持っておきたいですね。薄くて柔らかいコットンのおくるみなども1枚あると便利です。
着替え・靴
着替えは最低3日分は必要です。
月齢の小さいうちは食事で汚してしまったり、ゆるゆるウンチセナモーレなどで1日に何度も着替えをすることもありますから、多めに持っておくと安心ですね。
また、災害時の洗濯におすすめのアイテムが、わずか140gで手のひらに収まるサイズのコンパクト洗濯機「スクラバウォッシュ」。内側が洗濯板のように凹凸になっているので電源要らずで揉み洗いができて、寒い冬でもお水に直接触れずにしっかりと汚れを落とすことができます。
防水性ナイロンでできているので洗濯しない時には防水バッグとしての使用やバスケットとしての使用もできます。(水汲みバケツの代わりにも!)
おもちゃ・おしゃぶり
おやつ同様、普段と違う環境で過ごすストレスをなるべく緩和してあげるためにお気に入りのおもちゃやおしゃぶりなども持ち出せるようにしておきましょう。
避難所などの共有スペースでは音のなるおもちゃは周囲の人の迷惑になってしまう恐れもあるため、できるだけ音のならないおもちゃがおすすめです。持ち運びやすいミニサイズの絵本などもいいですね。
消臭ゴミ袋
使用済みおむつなど、汚物入れに使用します。
避難所などの共有スペースで使用することを考えるとやはり消臭機能付きのものがおすすめです。
大きなゴミ袋
ゴミ袋としての使用はもちろん、荷物の保管や管理、広げてシートとしての使用、一部をカットして防寒ポンチョに、雨の時のレインカバーとして…など大きい袋だからこそのアイデア次第で使用用途が広がります。
ファスナー付きポリ袋
ジップロックのようなファスナー付きのポリ袋は、衛生的に使えるため食べかけの食べ物の一時的な保存や食器代わりなどに便利です。
スーパーのレジ袋
持ち手のついたタイプの袋だからこそぜひ多めに持っておきたいレジ袋。タオルと合わせて簡易オムツを作ることもできます。
⇩のように小さく折っておくとかさばらずに携帯できるので、普段から少し多めに持っておくとなにかと便利です。
新聞紙
敷物や防寒対策や汚物処理、火おこしなどいろいろな用途で使える新聞紙はぜひ防災バッグにいれておきましょう。オムツ替えシート代わりにもなって、汚れたらすぐに捨てられるので便利です。
また、災害時にトイレが使用できなくなったり仮設トイレが大混雑する場合がありますからトイレ対策に水がなくてもトイレができる凝固剤もあると安心です。
サランラップ
お皿に敷いて使えば洗い物がでませんし、ごはんがあればおにぎりにすることもできます。子連れであればなおさら、サランラップはマストアイテムです。
ハサミ
袋や箱の封を切ったり、簡易オムツを作ったり、紐を切ったり…
意外とないと困るのがハサミです。カッターでもいいですが、ハサミのほうが安全に使いやすいのでおすすめです。
油性ペン
災害時に連絡が取れない場合、油性ペンなら建物の壁などに伝言を書いたりもできます。
また、歩いてちょろちょろするようになった子供とは万が一はぐれてしまう前に、油性ペンで腕に名前と連絡先などを書いておくように、と防災講座で聞いたことがあります。
言葉が離せない子供ならなおさら、緊急時ははぐれてしまうとなかなか見つけられないため、念には念を、こうした対策をしておくと安心です。
消毒ジェル・シート
赤ちゃんや小さな子供は避難所でもあちこちぺたぺた触ってしまいます。
しかしお水が貴重な災害時はこまめな手洗いができない可能性がありますので、食事やおやつの前にササっと手の消毒ができるように消毒用のジェルやシートなどを持っておくのがおススメです。
いつ来るかわからない緊急時に、今から備えよう!
防災バッグや備蓄を使わずに済むことが一番ですが、災害はいつやってくるかわかりません。
大人だけなら案外なんとかなってしまいそうでも、赤ちゃんや小さな子供連れでの避難には必要なものが多く、準備をしておかないと困ってしまうものがたくさんあります。
緊急時だからこそ、必要なものは最低限備えておくことで災害時にかかる子供たちへのストレスも最低限にしてあげることにつながるのではないでしょうか。
いざというときにわたしたち保護者も少しでも落ち着いて、余裕を持った行動がとれるように日ごろから準備やイメージトレーニングをしておくようにしましょう!