息子は9ヶ月ですが、電車を見るとピョコピョコ跳ねて大喜びします。
そんなこともあり、先日息子を連れて江の電に乗ってきました!その時の体験をもとに、赤ちゃんや小さいお子様を連れて江の電乗る時に気をつけたいことや注意点をまとめていきたいと思います。
江の電のベビーカー事情
ベビーカーのまま乗車できる?
江の電に乗る時に注意したいのが、ベビーカー問題。
江の電というとなんとなく「小さな電車」のイメージですが、実は定員は140~150人と一般的な電車と同じ。なので、特別車内が狭いだとかベビーカーだと乗りづらいというわけではありません。車両によっては優先席もあります。
しかし注意したいのが、混雑です。
江ノ電は土日はもちろん混みますが、平日昼間でも混雑することもしばしば。
観光地なので、地元の方だけでなく外国人観光客や遠足の小学生の団体などたくさんの人が乗り降りします。しかも多くて4両編成のため少ない車両にたくさんの人が乗車するので出入りが頻繁にあります。
そのため、大きなベビーカーでの乗車はあまりおススメできません。できる限り抱っこか、ベビーカーは折りたたんでの乗車をおススメします。
本当はもっとベビーカー利用に関して寛大な世の中になってほしいのが筆者の願いでもありますが…やはり嫌な顔をされることもありますし、トラブルは避けたいですからね…
すべての駅が「バリアフリー化」しているけれど…
とはいえ、やはり小さなお子様づれでの移動ですからベビーカーを使用する必要があるかもしれません。そんな場合に心配なのが駅の階段や段差。
江ノ電公式HPによると、現在はすべての駅がバリアフリー化しているそうです。ところが腰越駅・七里ヶ浜駅ではスロープがなく、車いすに対しては昇降機を使用することで対応しているようです。ということは、ベビーカーは抱えての上げ下ろしになりそうです。
このように、場所によってはベビーカー利用の難所がありそう。
車いすで駅を利用する際は?全駅バリアフリーとなっております。
●鵠沼駅はエレベーターをご利用ください。
●腰越駅、七里ヶ浜駅は車いす対応昇降機を設置しております。(利用時間9:00~18:00)
※利用に10分程度かかります。お時間に余裕をもってお越しください。
《追記》
腰越駅に実際に行ってみました!やはり階段はベビーカーを持ち上げる必要がありました…!
沿線に授乳室やオムツ替え台はある?
乳幼児を連れてのおでかけで気になるのが授乳室とオムツ替え!お出かけ前に、どこにあるのか大体の場所を把握しておくのがおススメです。
江ノ電の沿線でオムツ交換できる場所
オムツ交換台に関しては、以下4駅にある多目的トイレを利用することができます。
・藤沢駅
・江ノ島駅
・長谷駅
・鎌倉駅
藤沢駅~鎌倉駅区間はおおよそ30分ほどで運行していますので、万が一途中でウンチしちゃった!なんてときにも一番近い駅で途中下車しておむつ替えができるので安心ですね◎
江ノ電沿線で授乳ができる場所
特に完母のママにとって、授乳室の有無は気になるポイント!
わたしもお出かけ前にあらかじめリサーチしたのですが…ほとんどありませんでした。藤沢で唯一見つけたのが、藤沢駅のODAKYU湘南GATE7階 ↓
(鎌倉駅では唯一の授乳室だった生涯学習センターが耐震工事のためH23.6月まで閉鎖されています。)
このほか、江ノ電には藤沢~鎌倉間のすべての駅とその付近で授乳室がないため完母のママさんはちょっと不便かもしれません。授乳室がないためか、ベンチやレストランでミルクをあげているママさんをよく見かけました。
完母の方はしっかりと授乳の時間を逆算してから観光スケジュールを立てる必要がありそうですね…
お出かけ時に知りたい授乳室やおむつ替えスポットの検索におすすめなアプリ「パパマママップ」もぜひ活用してみてください。
また、江ノ電沿線で授乳室やオムツ替えスポットのある「赤ちゃん連れにおすすめの観光スポット」を別記事でまとめましたので、こちらも参考にしてみてくださいね。
~番外編~電車好きなお子様におすすめしたいスポット
江ノ電がお子様連れにあまり優しくないという内容になってしまいました…しかし江ノ電沿線には、それでも行く価値のある素敵なスポットがたくさんあります。
そこで、学生時代にカメラを持って一人でよく撮り鉄をしていたわたしが、せっかく江ノ電での旅に行くのであればぜひ立ち寄っていただきたい「お子様連れにおススメの江ノ電鑑賞ポイント」をご紹介します◎
電車が見やすくて、駅からのアクセスの良いポイントに絞っていますのでぜひご参考に!
路面電車モード!車と並走する江ノ電がみられる龍口寺前
江ノ島~腰越 のこの区間で、江ノ電は路面を走ります。路面電車って、珍しいのでお子様も大喜び間違いなし!車と並んでノロノロ運転する江ノ電を見ることができます。
くれぐれも、きちんと歩道の安全な場所から見るようにしましょうね。
また、この線路のすぐ近くには壁に昔使われていた古い江ノ電の車両がはまっている和菓子屋さんがあります。ここなら江ノ電にタッチできちゃう!
名物の「江ノ電もなか」もぜひチェックしてみてください!
江ノ電越しに海が見える!THE湘南な鎌倉高校前
ここも王道ですが、「鎌倉高校前」の駅を下車してすぐの線路沿いから見る江ノ電×海の風景はまさに湘南!
鎌倉高校前からは砂浜に降りることもできますし、七里ヶ浜方面に少し歩くと歩道のすぐ隣を江ノ電が走るのでここも電車好きにはたまらないポイントです。
まとめ
100年以上の歴史を持ち、地元の人や観光客たちに愛される江ノ電。
住宅街では住居すれすれを走り、時には路面を車と並走。かと思えば車窓から見えるキラキラした湘南の海。
ゆっくりとしたスピードで藤沢~鎌倉をつなぐ江ノ電の魅力は小さなお子様にも、パパママにもぜひ楽しんでいただきたい素敵なものです。
小さな子を連れていくには少々難所が多いのですが、江ノ電での旅の非日常感はきっとパパママも癒されることでしょう。