1歳2ヵ月になった息子はあんよが大好き!雨が降っていない日は毎日公園に行きボールを蹴って遊んだり、滑り台を滑って遊んでいます。
公園にもすっかり慣れてきたところですが、まだやらせたことがなかったのがお砂場遊び。
そんな敬遠しがちなお砂場遊びですが、実は知育や運動能力など、子供の発達にとってはいいことだらけだというのです。
今回はお砂場遊びのメリットや、はじめる目安、注意点などをまとめてみました!
「お砂場遊び」のメリット
しっかりと歩く力が身につく
柔らかく不安定な砂の上は凹凸があったり、砂が崩れたりと、とても歩きにくいためしっかりと踏みしめて歩く必要があります。
そのため足腰の力が鍛えられ、しっかりと歩くための力が身につきます。
手先が器用になる
さらさらと零れ落ちてしまう砂をつかんでみたり、スコップを使ってすくってみたり、バケツにいれてみたり、お団子を作ったり。
砂遊びではいろいろな指や手の動きをしながら手先の器用さのトレーニングにもなります。
はじめのうちは思うようにスコップですくえなかったり、できないことも多くありますが、失敗をすることで自分で考えて工夫するようになります。時々お手本を見せてあげながら、なるべく本人が考えて遊べるように温かく見守りましょう。
創造力が培われる
山を作ったり、穴を掘ったり、型に詰めた砂をひっくりかえしてみたり、水をかけてみたり。砂遊びでは創造力次第でいろいろなものを作ることができます。
好きなものを好きなように作れて、遊び方も無限大のお砂場遊びは子供の創造力を伸ばします。
社会性や協調性が身につく
お砂場ではほかのお友達と一緒になることが多くあります。
公園で道具を貸し出している場合もありますが、ほとんどみんなが自分のお砂場セットを持ち寄っています。ほかのお友達の道具を貸してもらったり、逆に自分の道具を貸してあげたり、自分以外のだれかと関わり合いながら社会性や協調性を身に着けていきます。
はじめはお友達のおもちゃを取ってしまったり、貸してあげることができないかもしれませんが、叱ったりせずに
「お友達のは、勝手に取っちゃだめだよ」
「「貸して」っていうんだよ」
「一緒に遊ぼうね」
「どうぞできるかな?」
と、お友達とのかかわり方を何度も繰り返し教えてあげましょう。保育園や幼稚園に通う前に少しでも社会性や協調性を身に着けておくことで、集団生活を始めたときにトラブルが起こりにくくなるはずです。
集中力が高まる
お砂場で山を作ったり、穴を掘ったり、なにか一つのことに一生懸命に取り組む遊びは集中力を身に着けるのに役立ちます。
小学校に上がってから、集中力のある子とない子ではやはりお勉強の取り組み方も変わってきます。夢中になって遊んでいる時は、本人が納得するまで自由に遊ばせてあげるのが理想ですね。
免疫力を高める
お砂場は決してきれいではありません。お家と比べるとたくさんの細菌が潜んでいるのは事実です。
そのため、お砂場遊びをさせるのは心配…というママさんもいるかもしれません。
しかし、菌のすべてを除菌・排除すればいいというわけではありません。
最近では除菌が当たり前になりつつありますが、たとえ菌が体に入って風邪をひいたり熱がでたとしても、それによって免疫力が獲得されます。
将来的に免疫力が高く身体の強い子供に育てるには、幼児期のお砂場遊びはおすすめです。
情緒が安定する
ひんやり、サラサラしている砂を触って楽しむお砂場遊びには幼児の情緒を安定させてくれる効果もあるんです。
情緒の安定は他のお友達とのトラブルを回避することにも役立ちますし、集団生活を経験する前にぜひお砂遊びを取り入れたいですね。
お砂場遊びをはじめる時期の目安は?
ひとつの目安は、歩き始める1歳ごろ
お砂場遊びを始める時期として多いのは1歳~1歳半といわれています。
この時期になると一人でお座りができて、歩き始める子も多いですよね。
早い子だとお座りが安定した9・10ヵ月ごろにお砂場デビューをする子もいるようですが、1歳未満はまだ免疫力が弱いことやなんでも口に入れてしまうことが多いため衛生面では注意が必要です。
1歳を過ぎて歩くようになると、公園遊びをしながら他のお友達が遊んでいるお砂場が気になり、興味を持って遊びたそうにする子もいます。こういった本人のタイミングを見てデビューさせたというママの話もよく耳にしますよ!
お砂場遊びをさせるときの注意点
注意点①:衛生面の心配
子供を遊ばせるうえで一番の心配は衛生面です。
少々の菌であれば前述のとおり免疫力を高めるというメリットもありますが、犬猫や野生動物たちのトイレとしても利用されやすいのが公園の砂場です。
フンの中には細菌だけでなく回虫などの卵が混入していることもあります。
砂場だけでなくどこにでもこういった菌や犬猫のフンは落ちていますし、感染のリスクはあちこちに潜んでいますから神経質になりすぎる必要はありませんが、このことを踏まえて以下のような対策をとるのがおすすめです。
対策①:シートがかけてある、きれいな砂場を選ぶ
公園の中には、犬猫のトイレ対策にブルーシートなどでカバーをして衛生管理をあるお砂場もあります。最近はほとんどの保育園がお砂場にブルーシートをしていますよね!
対策②:お砂場遊び後の手洗いの徹底
これはお砂場遊びはもちろん公園遊びをしたら絶対ですが、遊んだ後はきちんと手洗いをしましょう。
小さい子供は手洗いを嫌がるかもしれませんが、くれぐれも砂場で遊んだままの手でおやつなどを与えないようにしましょう。
月齢の低いうちは特に、ふとした瞬間に砂を口に運んだり砂のついた手で顔を触ってしまったりしがちですが「口に入れたらだめだよ」などと声をかけて見守りましょう。
注意点②:服や靴が汚れる
あたりまえですが、お砂場遊びをすると靴の中に砂が入ったり、お洋服が汚れたりします。
セーターやウール系のお洋服は特に砂が入り込んでなかなか取れなくなってしまうため、お砂場遊びをする予定がある時はできるだけ砂をサッと払いやすいような素材の、汚れてもいいお洋服を選びましょう!
また、泥だらけになってもいいように着替えがあると安心です。
対策:プレイウェアがあれば思いきり遊ばせられる!
お砂場着や、プレイウェアがあれば汚れを気にせずに遊ばせることができます。
お砂場遊びの持ち物リスト
●帽子
●お砂場セット
⇒バケツ・スコップ・ジョウロ・クマデ・砂固め・プリンカップなど
●お着替え一式(靴下も忘れずに!)
●タオル
●手洗い石鹸・除菌ジェル
(プレイウェア)
お砂場遊びに集中すると、子供は長い時間下を向いて遊び続けますので、特に夏、晴れた日などは首元部分に日よけのついているタイプの帽子があると安心です。
しかし力が加わると簡単に割れてしまったり、曲がってしまうこともあります。
最初から耐久性のある素材のお砂場セットを揃えてしまうのもおすすめです!
あとはおうちで食べたプリンのカップやペットボトルなど、身近なものもお砂場に持っていくと意外と楽しく遊べたりしますよ◎
バッチリ準備をして、楽しくお砂場遊びデビューしよう
衛生面や、お洋服が汚れるなどで親にとってはなかなかハードルの高いお砂場遊び。
しかし子供の発達にとってとてもメリットの多い遊びでもあるため、ぜひ1歳を過ぎたらとりいれてみたいですね♪
石けんでの手洗いやプレイウェアなど、親であるわたしたちがしっかりと準備することでほとんどのデメリットをクリアすることができます。