子供たちは2人ともとてつもなく可愛くて、2歳はおしゃべりが上手になっていろんなお話をしてくれたり、0歳なんてぽやぽやムチムチでそこにいるだけで癒し…可愛い…
それでも2歳差の育児をしていくうえでは「あぁ、人ってこういう風に病んでいくのか…」なんて思ってしまうような辛い日も多くあったり。
自分はもともとかなりポジティブな人間ですが、大人1人で小さな子供2人を抱えていると、体力的にも精神的にもかなり削られます。
まだハイハイもできない、抱っこしていないと泣く赤ちゃんと、いろいろ自分でやってみたいけど上手くできないことの多いイヤイヤ怪獣な2歳を抱えて過ごす1日はとてつもなく長く、過酷で、
下の子がハイハイできるようになり、動き回るようになるとそれはそれで手がかかって下の子に付きっ切りになってしまったり
上の子は嫉妬して下の子をいじめることが増え、つい怒ってしまったり、イライラしてしまったり。
今回はそんな2歳差育児の大変さの正体ってなんなんだろう…とふと思い、つらつらと心の内を書いてみようかななんて思います。
子供たちは可愛くて愛おしくて大切だけど、同時に辛くて苦しくて泣きたくなるような日々の渦中だけど、いつかはこんな毎日も懐かしく感じるはず。その時のためにも今の気持ちを残しておこうかなと思います。
圧倒的、慢性的な人手不足
まず初めに、ガチ赤ちゃん下の子&赤ちゃんがちょっと大きくなった上の子のダブル赤ちゃんを大人1人で育てるにあたって、圧倒的に人手が足りません。
また、うちは2人ともとーっても甘えん坊さんなのでだっこだっこ!
上の子はずっと「だっこぉぉぉぉ」って騒いでいるし、下の子は言葉こそしゃべれないものの抱っこするまで両手を広げて泣いてアピール。
抱っこ紐で娘をおんぶ、スリングで息子を抱っこして過ごすことも多々。
腰は痛いし肩が凝りすぎて頭が痛いけれど、抱っこできるうちは抱っこしてあげたいという気持ちでなんとか頑張っていますが、正直かなりしんどい。
どう頑張っても身体はひとつしかないし、腕は2本しかない。
どちらか一人は必ず抱っこORおんぶして過ごしているため、1日中ほぼ立ちっぱなし。料理や洗濯、食事、おむつ替え、お風呂掃除なども全部子供を抱えながらこなすため、激務。
子供を抱っこしておいてくれるだけでいい。大人がもう一人いたらどんなに楽か…
イヤイヤ期と赤ちゃん返りとホンモノの赤ちゃん
世界中の理不尽という理不尽をかき集めたような、とにかく厄介なイヤイヤ期。
それに赤ちゃん返りがプラスされた上の子のケアをしながら、本物の赤ちゃんのお世話もしなきゃいけない毎日。
怒ったらいけないとか、なるべく上の子にかまってあげるとか、抱きしめてあげるとか、
そういうふうにしたほうがいいことはわかってる。わかってるけど、そっちでは赤ちゃんも泣いている!
常にどちらかが泣いている状況で、わたしだって母親といえど人間なのでだんだん余裕がなくなって、理想的な声掛けや対応なんて到底できず、イライラして1日を終えてしまう。
子ども達をやっとの思いで寝かしつけて、そのあと後悔と反省。
あのときもっと話聞いてあげればよかったな。
今日はYouTubeばっかり観せちゃったな。
今思えばあんなに怒らなくてもよかったな。
その時は必死だったけど、後から振り返るとなんだかすごくダメな母親で、子ども達に申し訳なくて
散らかった部屋と、ぐちゃぐちゃに積み重なった洗濯物がさらに心をずんと重たくする。
一日を振り返ってため息をついたところで、ベビーモニターから下の子の鳴き声が聞こえてきて夜泣き対応に追われる。
これが2歳差育児。
時々、上の子が可愛く思えない罪悪感
これは最近まで全然理解できなかったのですが、下の子が生まれてから「上の子がかわいく思えない」というママは多いらしい。
「上の子可愛くない症候群」なる呼称がついているくらい、わりとあるあるだそう。
わたしは娘が9ヵ月になるくらいまでは全くその気配もなく、あーわたしは大丈夫だったななんて思っていたら、ついにその時がきた。
手をぱちぱちできるようになって、笑顔が増えてニッコニコ。とにかく可愛い下の子をいじめる上の子が悪魔に見える。
- 下の子が自分でハイハイしてGETしたおもちゃを、わざわざ取り上げる
- お座りしている下の子を、わざと押して倒す⇒頭ゴチン大泣き
- ベビーゲートの扉で下の子にガンガン殴る⇒大泣き
- 下の子に乗っかって潰す⇒泣いてるのにやめない
注意してもニヤニヤするのみ。やめない。やめてっていってもやめない。
優しく諭しても聞かない。大きな声で止めても聞いてない。
なんだこいつ。すげー嫌な奴じゃん…可愛くない。
そんな風にわたしの「上の子可愛くない症候群」もちゃんとやってきました。
ただ、1日中ずっと可愛くないわけではなくて基本ジャイアン化したときだけ、ちょっとうぜーと思ってしまう程度。基本的には上の子だって可愛い。
そりゃそうだ。わたしが何よりも大切に、命を削って2歳5ヶ月育ててきた我が子。
最近自分で靴下が履けるようになって、なんだか自身に満ち溢れている。意地悪するのと同じくらい、下の子におもちゃをあげたり、おやつをわけてあげたりしようとする優しいところもある。
可愛すぎる!可愛くないわけがない!
なのに、時々「うっとおしい」「可愛くない」なんて思ってしまう自分の器の小ささには心底がっかりする。情緒不安定なのか、辛い。
自分の時間を確保することの難しさ
子供が2人になってから、自分の時間を持つことをほとんどしなかった。
できなかったというよりも、「しなかった」。
時々夫が「1人で買い物でもしてきたら?」なんて言ってくれることも何度かあった。
でもわたしは一人時間よりも「上の子と2人で過ごす時間」(下の子抜きの時間)を作ってあげたいという気持ちが強く、1人時間よりも上の子との時間を優先してきた。
下の子はというと、完全母乳育児でミルク拒否のためほとんど人には預けられず。
結果、下の子を産んでからは1人の時間を持たずに過ごしてきました。
何を優先するかは人それぞれだけど、やっぱりわたしにとっては上の子が大切で、自分の趣味やリフレッシュのために時間を使うなんてもったいない!と思ってしまった。
そのせいで自分で自分の首を絞めていることは、理解してる。
「ストレスたまってイライラするくらいなら1人でどっか行ってきなよ」
って自分でも思うんだけど
わかってはいるけれど、息子の心を優先させたい親心。
専業主婦のわたしにとって唯一の自分時間である夜も、めちゃくちゃ夜泣きする下の子の対応に追われてなかなかハードモード。
(この記事1つ書き上げるまでに、実に5回もの夜泣き対応をしました)
そんなこんなで、息抜きになっていたブログでのアウトプットもなかなか手を付けられないというのもストレスに。
人生で、今が一番幸せだと胸を張っていえるほど、可愛い子供たちと過ごす日々が充実していることはたしかなのだけど、それでも悩むことがたくさん。
子育てってムズカシイ。
《追記》いよいよ上の子の幼稚園入園を1か月後に控えたわたしが振り返る、2歳差育児の大変さピークはいつだったのかというお話⇩